わたしは夜明けに

友よ歌おう　７２
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１

わたしは夜明けに　　神のみわざを見た

夜が消えてゆく　　大空の彼方に

きよらかな朝の　　ひかりのなかに

ひとりのちいさな　　祈りのなかに

２

わたしは野原に　　神のみわざを見た

しずかにすみきった　　そよかぜにゆれる

草の葉をかざる　　朝露のなかに

道ばたのちっぽけな　　石ころのなかに

３

わたしは浜辺に　　神のみわざを見た

黄金にかがやく　　東野海に

さわやかな冷たい　　潮の香のなかに

一羽のかもめの　　歌声のなかに