マントカラカサタケ  徳島県小松島市日峰山   2004.8.20
    
 これは、わが家の裏山にある小さい谷に沿った道で見られたものです。
    竹林が隣接しているので、その葉があたかも敷きつめたように道を覆っています。
    その中からこのような興味深い姿をしたキノコが生えていました。
    このキノコはカラカサタケに似ていて、柄の上部には、写真でもわかるように、目立ったつばがあり、マントのようだということで、このキノコの名前になっています。
    傘の大きさは15センチ内外、柄の高さは15~30センチの大型のキノコです。(なお、これはカラカサタケとごく近い種類で食用と書いてある書物と不明と書いてあるのがあります。)
 キノコの類は、椎茸などの店で売っているもの以外では、野生のキノコについては、毒キノコがあるからというので触れたこともない、観察したこともないという人が多いようです。
    しかし、キノコ類は、その外観、色、香り、そして味や、毒性なども独特なものが多く、ふつうの植物とちがっていて興味深いものです。
    そのため、昔からいろいろの民族で注目を浴びてきたし、食用ともなったりするので、普通の植物とまたちがった印象を与えてきました。
 土の中の養分を取り入れて、このような特異なすがたを現すキノコは、神の創造のわざのふしぎを感じさせるものです。